健康出し汁
ここのところ度々、素麺を献立に組むことが多くなった。
それで、具の一つであるしいたけの甘煮をしょっちゅう作っているが、干しシイタケの戻し汁が残ってしょうがない。捨てるにはもったいないし・・・これをいつでも手軽に使い切りたいな・・と考える日々。
そこで、干しシイタケや出し汁についてこの機会に調べてみた。
干しシイタケの戻し汁に含まれるうま味成分がグアニル酸。
これを旨味・香りをベストな状態で取りだすには、
冷蔵庫の中(=5℃前後の水温)で10時間以上かけて戻すのがいいらしい。(保存は1週間ほど。それを過ぎるとえぐ味が出る)
このグアニル酸は、(同じくシイタケに含まれる)エリタデニンと協力して、血小板の凝集を抑制する働きや血中のコレステロール値を下げる働きがあるそうで、これらの働きにより、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病の予防に効果があるらしい。
また、旨味成分、グアニル酸は昆布のうま味成分であるグルタミン酸と相性が良く、「旨味の相乗効果」により素材1つの出しより何倍もおいしくなるそうだ。
グルタミン酸と言えば、出し昆布。
グルタミン酸の健康効果は、利尿作用・整腸作用・脳の活性・血圧やコレステロール値の降下作用・美肌効果💛💛💛
干しシイタケ戻し汁+昆布出し=健康出し汁になるということだ。
昆布出しの取り方も干しシイタケのついでに作れるから一石二鳥✌
20g程度の出し昆布(真昆布・羅臼昆布・利尻昆布・日高昆布など)を水1.5L の割合で冷蔵庫の中で一晩(約8時間)漬ける。(保存は1週間ほど。夏場はできるだけ早く使い切る。そのまま健康飲料水としても飲める。)
簡単に利用できるという点ではこのお出しは、お味噌汁で使いたい。
出し選びの基本として、動物性の具(魚介類・肉など)を使うときは、植物性の出し(昆布・干しシイタケ)。植物性の具(野菜類)を使うときは、動物性の出し(かつお、にぼし)のようにすると、味にコクが出て美味しい。
そこで、考えたのがしじみ(動物性)。
しじみは、私の場合、買い置きしておき、水に入れて砂出し、よく洗ってそのまま1回分の量を冷凍させておく。普段、お味噌汁を作るには、出し昆布を入れた水に冷凍のままのしじみを加え、火にかけて沸騰したら火を止め、味噌を溶かす。
だから、健康出し汁にそれを置き換えればいいだけだ。
冷蔵保存していた干しシイタケの戻し汁(保存期間は1週間)と昆布出し、冷凍しじみを鍋に入れ、沸騰したら火を止め、味噌を溶かす。
これなら、簡単に干しシイタケの戻し汁の残りを利用できる♬
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